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ライブ当日会場入にすべきこと

5-1 会場付近に到着しても平常心を保つ

この項では、会場到着から会場入場までに取るべき行動について解説する。

会場付近に到着すると、恐ろしいほど一気に雰囲気が変わる。奇抜なファッション。きらびやかな色彩。独自性溢れる髪型。 周囲の全員が猛者のように思えてしまう だろう。そしてあなたは思うかもしれない。

「あれ?スニーカーファッションなんて少数派やん。あんな変なキャラクターのサイトなんてお手本にするんじゃなかった…」

だがこう思うのはまだ早い。今日が初陣のあなたにとって、 戦うべき相手は彼らではない、 むしろ戦友なのだ。あいにく全員があなたにフレンドリーというわけではないが、少なくとも敵ではない。しかしもし劣等感を感じてしまったなら、少し離れた場所に行きこの言葉を思い出して欲しい。「彼らは敵じゃない。平常心を保て!」

5-2 スタンディングライブの入場手順

平常心を取り戻したら入場の手順に入ろう。大抵のスタンディングライブでは最初にチケット番号順に整列する。一般的な手順は以下の通り。

(1) 入場扉前に到着する。会場係員がまだ登場していない場合は周辺で待つ。
(2) 会場係員が登場する。係員が拡声器などを用い 「1番から50番までの方はこちらです」 などと案内してくれるので従い整列する。 焦って走り出す必要はない。 整列場所は扉前広場や扉付近階段などになる。
(3) 前後の人と 「何番ですか?」 などと声をかけあい、正確な番号順に整列する。係員が正確な番号順までフォローしてくれる場合もある。
(4) 整列した状態で開場を待つ。
(5) 開場する。整列状態を保ったまま 列を乱さず順番に 入場扉をくぐり (図2)、チケットを提示する。1ドリンク制の場合、このタイミングで 現金を支払う。
(6) 観覧フロアに行き、 自分の体で観覧場所を確保しその場で開演を待つ。
(7) 開演。
(※入場の仕方はライブ会場によって異なります。詳細は会場に問い合わせてください)

なお入場後は、開演まで自由行動である。ロッカーに荷物や衣服を保管する。タバコを吸う。物販を購入する。友人と談笑する。持参した暇つぶしグッズを使用するなど、人それぞれの方法で開演時刻を待つ。

開演時刻近くになると、ステージ上に楽器を持った人が現れ音を出すことがあるが、彼らはスタッフであり出音チェックしているだけなので、 誤って歓声をあげないように注意 しよう。

5-3 1ドリンク別制度

小規模またはレストラン併設のライブハウスの場合、 「1ドリンク別制度」 がもうけられている場合が多い(※チケットなどに 「別途1ドリンク」 などの事前告知が有ります)。

1ドリンク別制度とは、 「店が提供するドリンクメニューの中からドリンク1杯注文することを強制される制度のこと」 である。

入場のもぎり時、 チケット代とは別に、 ドリンク1杯分の 現金 500円程度を別途支払わなくてはならない。悲しい気分に陥るかもしれないが、ここは素直に応じよう。

ちなみに、事前の1ドリンク制の告知にも関わらず、当日会場で「500円現金持ってませんので1ドリンクチケット無しで入場させてください」 は通用しないことを、当編集部の聞き取り調査による情報としてお伝えしておく。

ドリンクチケットは現金と交換形式でフライヤーなどと一緒に手渡される。基本的に 再発行は不可。

ドリンクチケットとドリンクの交換は、会場内にあるドリンク販売スポットにて対人形式で行う。ソフトドリンクからアルコールまで取り扱っている。年齢認証されるケースは稀だが、日本の法律では未成年者 (満20歳未満の者) の飲酒は禁じられているので遵守しよう (図4)。

「これで500円!?」 と出されたドリンクの量に絶句するかもしれないが、ドリンク代はライブハウスの重要な収入源でもある。音楽ファンとして会場維持に協力してあげよう。

なお、後述の尿意対策のためにも、ライブ終了後のドリンク交換をオススメする。

5-4 物販を買うタイミング

入場後、物販ブースでアーティストグッズが販売されている場合がある。安くはないが気に入った商品があれば購入するのも記念である。ただし 荷物が増える ので、ライブ終了後の購入をオススメしたい (売り切れの可能性は有ります)。

5-5 スタンディングライブにおける陣取り心構え

滞りなく入場できたら、観覧フロアへと進み希望の観覧場所に陣取る。

スタンディングライブにおける陣取り心構え、ズバリそれは、 「本気出せば前行ける」 である。 2-2で述べた「席順で全てが決まるわけではない」 の理由がここにある。スタンディングのライブでは 人の動きが自由 であるため、開演前にジワジワと前に行く事ができるのだ。自由なのだ。というかちょっとだけ頑張れば絶対いける。Rockin' In The Free World だ。

ただし、あくまで「場の空気を読みながら」ということは絶対に忘れないで欲しい。 強引に人を押しのけていくのはルール違反でマナー違反 だ。ライブとは、演者・スタッフ・観客みんなで作るイベントなのである。

少し話題が脱線するが思い出して欲しい。日本で観る洋楽ライブのメリットが何であったかを。そう、 「海外での大物が日本では大物でない」 ことである。つまり、 「ドームや大ホールでやるライブを見てもテレビ観てるのとかわらない。行くならば断然オールスタンディング会場(か野外フェス)だ!!指定席なんざブルシットだぜ!!」 というわけだ。

この 「本気出せば前行ける」 というメンタリティで臨むライブはなんと楽しいことであろう。私はロックファンなのでお行儀良く席に座りつづけるなんてできないのだ。

とはいえ、必ずしも 常に前方がベストポジションではない ことも重要な事実である。まさにスタンディングライブ特有の自由さの妙と言えよう。小・中規模会場の場合、観覧場所は大きく分けて3層に分かれ、 各層利点欠点がある。見たいメンバーの側に陣取るという選択肢もある (図5)。事項にて違いを列挙するので、アーティストの音楽性やあなたの観覧スタイルに応じて使い分けると良いだろう。

5-6 陣取る位置の特徴の違い

以下に、各層の特徴を列挙する。

○観覧位置の特徴一覧
前方 利点 ○アーティストの些細な仕草さえ見える距離で観覧できる。
○へヴィネス系の場合モッシュ・ピットに混じれる。
欠点 ○後方からの人の圧力で体を圧迫される。最前列の場合鉄柵と圧力に挟まれ体をきつく押しつぶされ続ける。
○モッシュによる打撲や、熱狂的ファンのノリによる事故的な怪我の恐れがある。
○耳に届く音のバランスがよくない。
○観客間の密度が最も狭く、熱気と湿度は最も高くなる。
○スピーカーの前だと大音量が耳と体を襲う。
○体調が悪くなったときの後方避難がきわめて困難。
中程 利点 ○前方ほど肉体的負担がかからない。
○へヴィネス系の場合モッシュ・ピットに巻き込まれず観覧できる。
○前方オーディエンスの熱狂的なノリに参加せずに観覧できる。
○案外、前方よりもアーティストが投げたピックやグッズを取得できる。
欠点 ○背が低かったり前に背の高い人がいると前が見えない。
○アーティストとの微妙に遠い距離がもどかしい。
後方 利点 ○オーディエンスの盛り上がりを含めて俯瞰視点で楽しめる。
○各楽器がバランスが良く耳に届く。
○観客間の密度が広いため、周囲の影響を受けずに観覧できる。
○終演後、いち早く帰路につける。
○最後方の場合、壁際に座って休憩できる。
○体調が悪くなったときに避難しやすい。
欠点 ○会場全体を見渡せるため、冷静になりすぎてしまう。

上記、縦位置の違いに加えて、中央左右の横位置の違いもある。たいてい中央にボーカルがおり、ギターとベースが左右に分かれる。よって、ギタリストやベーシストのプレイを注視したい人は、左右どちらかに陣取ると良い。通常、各アーティストが 立つ位置はどのライブでも変わらない。 よって、事前にライブ映像などで確認すると良い。

5-7 体力消耗を最小限に抑え開演まで待つ

陣取りしたならば、余計なことを考える必要はない。じっとその場で開演を待つだけである。持参の時間つぶしグッズを使うもよし、ひたすら待つもよし。 自分に合った方法で体力消耗は最小限に抑えよう。 あいにく1時間の待ち時間は短くはない。だがその待ち時間があるからこそ、開演後すぐに絶頂の興奮状態になれるのだ。

会場内にひっそり流れていたSEが大音量になればその時は近い。いきなり暗転しメンバーが登場することもある。あなたは興奮を抑えられない。考えるよりも先に歓声を出してしまうだろう。その瞬間はすぐそこにある。

5-8 開演時刻に遅れたら

一般的に、開演時刻内に入場できなかったとしても、チケットさえ持っていれば入場が可能である。最後方での観覧となってしまうだろうが、開演時刻に間に合わなかったとしても諦めることはない。ちなみに座席指定のライブでは係員が座席まで案内してくれる。(会場により例外はあります)

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